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オーバーヒート

 今回は、オシャレな車、フォルクスワーゲンのニュービートルを修理した際の写真を掲載しようと思います。

 CIMG4220-1.jpg

 水温が上がって、オーバーヒートしてしまったので直して欲しいとご依頼頂きました。

 完全に水温が上がるまでお客様は気付かれずに、エンジンが止まってしまったとの事でしたので、エンジン自体に損傷があるかもしれず、最悪の場合は高額な修理になる可能性がある事をご了承頂き、原因を調べる事となりました。

 早速調べてみると、ウォーターポンプに水漏れの跡が見受けられました。

 CIMG4186.jpg CIMG4191.jpg

取り外すと、水漏れの跡もですが、ポンプのファンが割れてしまっていました。

 CIMG4196.jpg CIMG4197.jpg

 樹脂製のファンの為、熱に弱いのかもしれませんが、この状態だと見た目に異常が無くても、ファンが空回りしてオーバーヒートを起こしていた可能性があります。

 とりあえず、ウォーターポンプを交換して、エンジンの状態が大丈夫か確認したのですが、水温がまた上がっていきそうな状態になりました。

 調べた所、ラジエーターの冷却水を冷やす電動ファンが水温が上がっても回らない状態でした。

CIMG4222.jpg

 ので、

CIMG4218.jpg

 電動ファンの交換も必要である事をお客様にご説明し、交換させて頂きました。

 再度、エンジンの状態をチェックします。

 エンジン自体の損傷は無い様です。ホット一段落です。

 今回は、オーバーヒートが起こる原因がめずらしく複数ありましたが、無事修理を完了し、お客様に納車させて頂きました。この度は当店をご利用頂き誠にありがとうございました。また、いつでもお気軽にご利用下さい。

 ヤマダオートサービスでは、様々な修理に対応させて頂きます。

 お車の事で、お困りの際にはぜひ一度、ご相談下さいませ。

 スタッフ一同、お客様のご利用を心よりお待ちしています。

 では、今回はこの辺で・・・



 今回は以前にも一度取り上げたウォーターポンプの写真を掲載しようと思います。

 お客様より車検のご依頼を受け、車検と一緒にタイミングベルトも交換する事となり、今回は出来るだけ安くする為、タイミングベルトのみの交換で行う予定でした。

 お客様のお車をお預かりして、タイミングベルトの交換作業に取り掛かったのですが、分解してみると下の写真のようにウォーターポンプの部分より水漏れが確認できました。写真のピンク色の部分がラジエーター液が漏れている部分です。

 ウォーターポンプ水漏れ

 その為、タイミングベルトと同時にウォーターポンプも一緒に交換する事になりました。今回の自動車はトヨタのハリアーで走行距離は12万キロでした。(年間走行距離は約2万キロです。)
 
 今回のお車の場合は、タイミングベルトの交換時にウォーターポンプの不良が確認出来た為、同時交換する事が出来ましたが、もしお客様が10万キロでタイミングベルトを交換していた場合、ウォーターポンプには写真のような症状はおそらく表れておらず、その為タイミングベルトのみを交換後、またしばらくして、ウォーターポンプより水漏れし出し、結果として余分な出費(二度手間)が掛かってしまう所でした。

 お客様は、タイミングベルトの交換目安が10万キロなのはご存知でしたが、ついつい先延ばしにしてしまっていたようです。今回のお車の場合は、先延ばしにした事が良い結果となっためずらしい事例でした。
 しかし、あくまでタイミングベルトが切れなかったから良い結果となった訳で、もしタイミングベルトが切れてしまえば、エンジンに相当なダメージを与え、修理にも相当な費用が掛かってしまうので、やはりタイミングベルトは早めの交換をオススメします。

 今回は、タイミングベルト交換時に同時交換するか否か悩むウォーターポンプについての一つの事例のご紹介でした。ヤマダオートでは、お客様と相談の上、これからもまだまだ乗り続けられる場合などには、ウォーターポンプもタイミングベルト交換時に同時に交換する事をお勧めしています。

 
 今回は、これから暖かくなってくると起こりやすい故障である、オーバーヒートになる一例をあげようと思います。
 ラジエーターという部品は、爆発などによって熱くなったエンジンを冷やす、冷却水の熱を走行風やファンによって冷ます役割を持っています。その為、冷却水が無いとエンジンはオーバーヒートしてしまい、最悪の場合エンジンブローしてしまいます。

  ラジエーター修理前1

 上の写真が、今回修理でお預かりした、トヨタの超高級車、セルシオのラジエーターです。下の写真のように、ラジエーターの上部にひびが入り、冷却水が漏れてしまっていました。(写真をクリックすると画像が拡大します)このままの状態で、気付かずに走り続けていると、エンジンを冷やすのに必要な冷却水が減り、オーバーヒートを起こしてしまいます。今回のお客様は早期に異常に気付かれた為、エンジンは大丈夫でした。

 ラジエーター修理前1

 さらに、下のもう一枚の写真はラジエーターを取り外す前に真上から撮影した写真ですが、ご覧頂いた通り、冷却水の漏れはないものの、かなりひびが入っていました。このままの状態だと、そのうち漏れてくる可能性があります。

 ラジエーター修理前2
 
 その為、今回は、ラジエーターの上側の部分を新品に交換して、その他の部分はまだ使えそうだったので再使用することにしました。このように、使える部品は使用して、ダメな部分のみを交換する事で、リーズナブルな価格で修理出来て、しかも、ゴミも少なくて済むので、地球にも優しくなります。


 ラジエーター修理後1

 修理後は上下の写真のような状態です。この状態で、取り外した自動車に取り付ければ完成です。

 ラジエーター修理後2

 ラジエーターからの冷却水の漏れ等で、ラジエーターを新品に交換するとかなり高額になってしまいますが、今回のように修理すればまだまだ使用出来る場合もあります。また、漏れてはいなくてもコアの詰まり等、その他の理由でオーバーヒートしてしまう事もあります。
 これから、暑くなるにつれ、エンジンにとっても大変な季節がやってきます。安心してお車に乗って頂く為にも、ヤマダオートサービスでは、早期発見に繋がる、日常点検、定期点検もオススメしています。


ウォーターポンプ

 今回は前回のタイミングベルト交換時に、同時交換すべきかどうか悩む部品の説明をしていこうと思います。その部品の名前はウォーターポンプと言います。

ウォーターポンプ新旧比較

 なぜ交換すべきかどうか悩むかというと、この部品は多くの国産自動車の場合、タイミングベルトを外さなければ交換できないようになっています。
 その為、タイミングベルトと同時に交換すれば作業料金が割安になりますが、タイミングベルトのみを交換して、その後ウォーターポンプが壊れてから交換する場合は、再度タイミングベルトを外さないとならない為、作業料金がタイミングベルト交換と同等以上かかってしまうからです。
 さらに悩むところは、外見からは良し悪しの正確な判断が困難で、20万キロ以上壊れない場合もあれば、10万キロ程度で壊れることもあるからです。
 一枚目の写真の一方は新品で、もう一方は壊れたウォーターポンプですが、外見上の汚れはあるものの壊れていると判断は出来ません。しかし、裏側を見てみると・・・

ウォーターポンプ新旧比較2

分かりにくいので、下に新旧それぞれに撮った写真を掲載します。

ウォーターポンプ 新
ウォーターポンプ 旧

 一枚目が新品でその下が壊れたウォーターポンプです。
 お分かり頂けると思いますが、二枚目の方はポンプとしての役割である羽の部分が破損しています。この状態では、冷却水がエンジン内部を循環出来ずにオーバーヒートしてしまい最悪の場合エンジンブローに繋がります。(実際、この車は走行12万キロでタイミングベルトは交換済みでした。お客様よりオーバーヒートするから見て欲しいとのご依頼での入庫でした。)
 実際にどのような状態で取り付けられているかというと、

ウォーターポンプ3

 外見では全く異常が分からない状態ですが、裏側は先程の写真の通りになっていました。

 ヤマダオートでは、タイミングベルト交換時には、お客様と相談の上、まだまだこれからも乗り続ける予定の場合はウォーターポンプも同時に交換するように勧めさせて頂いています。安心して乗り続ける為には、このような部品の交換もお勧めします。
 
 

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