第一弾の自動車修理例は何がいいのかなと思ったのですが、まずは,車検や定期点検時によくある修理、整備の一つであるブレーキパッドの交換にしました。
車を運転中にタイヤの回転に合わせてキーッというような音が聞こえて、ブレーキを踏むと音が止まる!って経験はありませんか?

この症状で一番疑わしいのが、
ブレーキパッドが磨耗限度を超えているという事です。上の写真の左側が新品のブレーキパッドで、右側が磨耗限度を超えたブレーキパッドです。
そのまま走行し続けるとパッドの交換だけで済まず、ブレーキローター(この部品をブレーキパッドではさみ回転を制動させています)の交換をしなければならない事もあります。下の写真がブレーキローターの新旧を比較した写真です。ブレーキパッドを交換せずにそのまま走行し続け、ローターがかなり削れてしまっているのがお判り頂けると思います。
それだけで済めばまだ良いほうで、最悪の場合キャリパー(ブレーキパッドの踏力を操作するパーツです)が破損してブレーキオイルが抜けてしまい、
ブレーキが効かなくなる恐れもあります。下の写真がブレーキキャリパーのオーバーホールの画像です。この写真のピストン(写真右側の光っている部品)が動くことにより、ブレーキパッドをブレーキローターに押し付けて、双方の摩擦によりタイヤの回転を止めています。

ブレーキが効かなくなると言われてもピンとこないかもしれませんが、
急に効かなくなると本当に焦ってしまいます。(経験者は語る!!) 私は自分の車(後々紹介していきたいと思っているのですが・・・。)で、サーキットを走ったりするのですが、一度そこで
ブレーキオイルの交換を怠ったままで走った時に、ベーパロック現象(ブレーキ液が高熱になり沸騰、劣化して空気が混入する現象)を体験しました。
とあるサーキット場のストレートを、180kmぐらいまでアクセル全開で気持ちよく踏み込んで、そこから急ブレーキで60kmぐらいまで落として・・・と急ブレーキをかける予定が、「スコッ」とブレーキペダルが床の底の方まで入ってしまい。。。。。
今思い出しても本当に怖い経験をしました。何度ブレーキを踏みなおしても車は止まってくれないのですから。。。
その結果、カーブを曲がれるスピードにもちろんならずに、そのまま
ガードレールにガシャ~ンッ!!と一般公道なら間違いなく突進していましたが、そこはさすがにサーキット場!!こんなことも想定してくれている??おかげで、そのまま一直線に砂場(エスケープゾーン)へザザーッと入っていき、体はもちろん、私の車も何事もなく無事で居られました!!
こんな経験をしたからこそ、ブレーキパッドはもちろんブレーキオイルも、車検時や定期的に点検、交換することをヤマダオートではおすすめしています!!
また、長い下り坂(六甲山に行った帰りなど)での
エンジンブレーキの使用も大切である事を追記しておきます。