
今回は、私自身も欲しいなぁと魅力を感じる車の一台である、日本でも大人気のイタリア車、フィアットパンダの修理のご紹介です。
お客様より、最近、走行中に下の方がすってるような音がするとの事でご入庫頂きました。
早速どこがすっているのか調べてみると・・・

なんと、車のエンジンとボディーとを繋ぎとめている部品が、破損していました。ちょっと分かりにくい写真なので、その部分を拡大してみると・・・

ご覧の通り、完全にちぎれていました。エンジンマウント(エンジンとボディーとをつなぎ、エンジンの振動がボディーに伝わりにくくしているゴム製のブッシュ)が劣化して交換するなどの作業はまだあるのですが、そのマウントを支えているプラケットが劣化しちぎれてしまうなんて事は見たことがありませんでした。
こんな事もあるんだなとちょっと驚いたのですが、とりあえずちぎれたプラケットを交換する方向で、部品を調べてみると・・・
さらに驚いたことに、生産中止でその部品はもう製造していませんとの回答でした。つまり、部品はもう無いって事?と正直耳を疑ってしまいましたが事実なようです。
私の車は、昭和63年式の日本製ですが、まだ部品は十分に用意されています。なのに平成8年12月式の車の部品がもうないとはどういう事??と思いましたが無いものは無いのでどうしようもありません。
とりあえず、ちぎれた部品を点検してみると、ちぎれた部分の錆を取り除けば何とか利用して部品を作ることが出来そうだったので、今回はちぎれたプラケットを加工して製作することにしました。
製作して取り付けた状態が下の写真です。

今回の修理は、少し驚いた部分もありましたがバッチシ修理することが出来ました。
フィアットパンダってこんな事もあるんだなと思いましたが、お客様が乗って帰られる後姿を見送りながらやっぱ魅力ある欲しい車の一台やなぁって思ってしまいました。(笑)
ヤマダオートサービスでは、こんな店があって良かったと思って頂けるよう、様々な自動車修理に対応させていただけるよう、日々技術を磨いています。
困った時は是非一度ご相談下さい。ご利用をスタッフ一同お待ちしています。
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